


1. 事業の背景・社会的課題
近年、新型コロナウイルス感染症や鳥インフルエンザ等の感染症拡大により、人が集まる空間における恒常的な感染対策の重要性が明確となった。
特に豪華客船における大規模集団感染事故は、密閉・集団環境における従来型対策の限界を示した事例でもある。また、日本社会は急速な高齢化に直面しており、認知症や糖尿病といった慢性疾患の予防・改善も重要な社会課題となっている。
2. 本事業の内容
本事業では、マレーシアで製造される460ナノメートル波長を有するLED照明を日本仕様として変更し、輸入・社会実装を行う。本製品は、照明として日常的に仕様するだけで、照射空間の除菌を行うと同時に、身体に対するポジティブな影響が期待される点に特徴がある。
460nm波長の優位性については、世界的科学誌Nature にも掲載されており、科学的根拠を有する。
3. 技術的課題と解決手段
従来の除菌対策は、薬剤散布や一時的な紫外線照射に依存しており、常時使用や人が存在する環境での利用には課題があった。 本製品は400nm付近の紫外線を含む波長の紫外線を利用した滅菌方式を一切使用しない新しい滅菌方式です。安全性に配慮した460nm波長を活用することで、常時点灯が可能な除菌照明を実現する。これにより、各客室・各空間に設置するだけで、持続的な感染対策環境を構築できる。
4. 独自性・新規性
- 照明と除菌を同時に実現する世界初の製品コンセプト
- 460nm波長の科学的エビデンス(Nature 掲載)
- 医師(ドクター)との連携による医学的知見の反映
- 豪華客船、医療、介護施設等への面展開が可能な社会実装モデル
5. 事業の実施体制
申請者は日本における総販売代理店として、製品の品質管理、輸入、国内仕様調整、販売及びアフターサポートを担う。製造はマレーシアのEV SUNメーカーの工場及びインドネシア工場で行い、医師、専門家、との協力体制により、医学的観点からの有効性・安全性検証を進める。
6. 市場性・競争優位性
医療・介護施設、豪華客船、ホテル、空港、学校等、人が集まる空間は幅広く存在し、感染対策ニーズは今後も継続的に拡大する。本製品は、設置するだけで対策が完結する点から、運用負担が小さく、高い競争優位性を有する。
7. 補助事業の効果
本補助事業により、日本市場における初期導入・実証を行う事で、感染症クラスターの未然防止、医療・介護現場の負担軽減、観光産業の安全性向上と言った社会的効果が期待される。
8. 補助事業終了後の事業展開
補助事業終了後は、得られた実証データーと導入実績を基に、全国展開を進めるとともに、将来的には、日本発の予防・健康照明モデルとして海外展開も視野に入れる。
